ブランドの売却「質入れ・買取」に違いは?
ブランド品を現金に変換する際は「買取屋」もしくは「質屋」を利用することになります。
この両者は基本的に「ブランド品をお金に変える」ことには変わりはないのですが、その業務形態に少し違いがあります。
買取屋
「買取屋」はその名の取り、ブランド品をはじめとした貴金属、宝石、ダイヤモンドなどの「高級品」を「買い取ってくれる」お店です。
一般的なゲームや本を買い取る古本屋などと同じ扱いにはなりますが、やはりそれらの買取業者と比べると「ブランド品などの高価なもの」ばかりを買取している業者は専門性が高く、豊富な種類を取り扱う店舗より「ノウハウに長けている」傾向にあります。
質屋
一方「質屋」も昔からブランド品や貴金属、宝石等を扱ってきた業者です。
「買取屋」と大きく違うのは「質屋」においては「ブランド品を担保にお金を貸す」というサービスを提供するのが基本の業務だということです。
ブランド品を質入れした場合、そこから3ヶ月は質屋でブランド品を保存することになります。
預け入れた段階でブランドについた価値相当のお金を受け取ることができるわけですが、もし3ヶ月以内に「質に入れたブランド品を買い戻したい」となったときに「元金」に「預けていた日数分の利息」を追加して支払うことで「ブランド品を買い戻す」ことができます。
これは買取屋に無い「質屋」としての営業許可を受けた企業だけが行える業務になります。
ブランド品の換金率
気になるブランド品の換金率ですが「使用済みのブランド品」か「新品かつ未使用のブランド品」かで買取額が変化するのが一般的です。
「現金を得ることを目標にブランド品を手に入れる」とお考えの場合は以下の相場を踏まえて御考えください。
通常のブランド品の相場
購入時にとても高価な値段で取引されるブランド品ですが、数回でも使用後に売却を行なった場合「定価の1割〜2割」程度の値段で買取が行われています。
トレンドにも左右されるようですが、どれだけ元値が高価なものでも「定価より高価な買取になることはほとんどない」ので注意しましょう。
新品かつ未使用なら高額買取も
一度でも使用してしまえば90%近く価値が落ちてしまうブランド品ですが「新品かつ未使用」であった場合、「定価の5割」ほどの値段がつきます。
これがさらに旬のブランド品だった場合「定価の7割超」の値段がつくこともありますが、いずれも定価と比べるとかなり価値が下がる場合がほとんどであると覚悟しておいた方が良いでしょう。
利益を得るには有効だとは言い難い
ブランド品を「質に入れる」もしくは「買い取ってもらう」ことで現金を得ることはできますが、決して換金率は高くありません。
人からもらってどうしても使わない場合や、未使用のうちに使わない理由ができた場合のみにこのような手段が使えると覚えておく程度で留めておくとよいでしょう。